2011年12月21日水曜日

ある医療従事者からの報告


私の職場は、原発からの避難者で爆発前から11日夜から対応していました。私は医療関係者です。

私の働いている病院の院長は、放射能を浴びたほうが長生きできる、
ホルミシス効果のおかげで今の福島は健康になれると言います。議論もしません。ただ福島では医師がこう言うので信じる人はやはりたくさんいます

以前は避難を迷っていた人も、精神状態としては既に思考できない状態になりました。これは4~5月から顕著で集団心理や危険というものへの対処だったのかも知れませんが、最近は全く違う。危機回避すらできないと感じています

職場の臨床検査技師から聞いた話です。現在私の住む町でも既に行い、今後も各市町村で実施される子供達の甲状腺検査(エコーによる)を行っているのは、血液検査しかしたことない医大の検査技師だとのこと。エコー検査も使ったこともない人が現在検査してます。

技師は福島県立医大から派遣されています。例えば伊達郡川俣町(町の一部が計画的避難区域)には、ホールボディカウンター車が在駐してます。そこに医師や臨床検査技師がいるようですが、皆若いです。

現在、県立医大にはあの山下がいます。県アドバイザー解任後、県立医大副学長となりました。福島の医師が誰一人被曝医療を口にしないのは、県立医大の力があるからで一人で生きていけない県内の医師は被曝医療をすることはできず、生きて行ける医師は県から出て行きました。

山下と県立医大では、今後 癌センターを作る予定です(発表済み)。数年前より癌治療のガンマナイフやPETを大々的に導入している郡山の南東北病院からは一言も上がってきません。それは県立医大の存在があるからだとわかります。

レントゲン技師から3月半ばに聞いた話です。夏ごろから関東から出るようになりましたが、3月半ばにレントゲン写真に白い点が写り込むようになりました。その写真はその人が裸では写りません。他の人も写りません。避難者ではなく45km先の住民でした。

技師は埃かと疑いましたが明らかに明るく写ります。洗濯物に放射性物質が付着していると判断。院長や県にも報告しました。当事、原発がどのような事態かわからない中で「ここにも飛んできている」という証拠として報告しましたが全く外には出ない情報となりました。

2 件のコメント:

  1. エコーの経験がない臨床検査技師がエコーをやっても画像が読めないはずです。私はエコーの経験がありません。検査をしても確実に見逃すと思います。エコーができる技師は少ないです。友人はエコーをやっていますが、ひたすら勉強し症例を積んでいます。見逃さないように必死です。 資格がないとできないですが、それそこメーカーの人の方が読めたりします。写真ではなく、せめて動画で録っていれば運良く写り込むこともあり、後からでも調べらると思います。その動画はの保存は、適したところだといいですが。

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  2. 私も血液内科での骨髄塗末標本と病理組織検査が専門だったのでエコーは全くわかりません。臨床実習の時もエコーが1番大変でどのグループも連日真夜中までかかりました。実習だけで嫌になってしまうので同期でエコー専門の技師になった人はいなかったです。私は九州大学出身の落ちこぼれですが、成績トップクラスの人達でさえエコーのことはわかっていなかったので全国にエコーがわかる技師が何人いるのか疑問に思います。

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