2012年7月15日日曜日

被ばくに対する認識 実家との温度差


カルテ様

いつも情報をありがとうございます。

先週3日間、四国の主人の実家へ行きました。
主人の弟夫婦は医療関係者で嫌な予感はしていたのですが、私だけ呼び出され放射能について聞かれ、私が木下さんやバンダジェフスキー博士のデータを説明しても、彼にとってそれはデータとは言えないらしく、何度も何度も「データがないからね」「統計がないから何ともいえないしね」と、東京の汚染や内部被曝を完全否定されました。

避難やマスクについても否定され、避難の相談も出来ず、「あなたの思想は偏ってるよね」と一方的に話を終了されました。
本当に医療関係者はこうなんだなと実感しました。
しかも「思想」とは
主人も弟と同じ様に私の言うことを信用していないため、自分から防御することはありません。

悔しくて情けなくて、最後の砦と思っていたのに、死ねと言われたようで精神的にも居場所がなくなり、誰にも相談出来ずにいます。
友人も皆、東京の汚染や内部被曝を認めず、食への危機感もなく、うるさがって連絡が取れなくなりました…(着信拒否も)

実家では、緑茶(お~いお茶)から始まり、椎茸尽くしの料理に、おさしみ、お寿司、山形のさくらんぼなど、全く食への意識は感じられませんでした。実家は地元の食材が豊富だからと言うのが理由だそうですが、かなり口の中が痛み、口内炎になりました。

せっかくクリーンな土地に住みながら、食への警戒が全くなされていない現実を間の当たりにし、絶望感で一杯になりました。主人の弟の息子(2)は今年帯状疱疹にかかったそうです。原因はストレスだそうで

私は、汚染物質を一つも持ち込んではいけないと空港で着替え、靴も履き替えました。

一人ポツンと浮いて、居場所がなくて、東京へ帰ってからも無気力で涙が止まりません。

何が正しいのか見えなくなってきました。

友達も全て失い、親族からは軽蔑され、主人の理解は得られず、一体放射能ってなんだろうと博士の「放射能に譲歩はない」という言葉を胸に刻んできましたが

統計統計って、探せばいくらでもデータはあるし、現状の統計を政府が公にする時、その統計のモルモットは私達であり、あんたの可愛い子どもたちなんだ!と、叫びたかった。

なんなんでしょうねこの国は。こんな状態でも統計重視の医療関係者。統計より目の前の症状が何よりの証拠のはずなのに

ずっと避難することだけを目標に気を張り詰めてきましたが、逃げ場がない現実を叩き付けられ、精神的に疲れてしまいました

仙台の知人は「福島の人はみんな元気だから大丈夫」と、食べて応援しています。マスクは復興の妨げだと。

千葉の知人も「私は千葉県人だから応援したいわ」と、バンダジェフスキー博士の講演内容を報告しても全面否定で、福島の野菜を食べているようで、アトピー悪化や歯が抜けたり、そのご主人は喉や腰の手術をされたりだそうです。最近は連絡もないので分かりませんが。

羽田空港周辺は黄色いモヤで胸が苦しくなりました。しかも東京湾でアサリを取っている人を沢山見掛けました。ゾッとします

木下さんやカルテさんが、逃げろと厳しく言って下さることが、避難を諦めずにいられる力になっている人は多いはず。甘い考えかもしれませんが、現状を知った人間にとってここは地獄でしかありません。だからこそ木下さんやカルテさんが私達にとっては現実なのです

官邸前デモでは、マスクをしている人は少なく「また来週もありますから」と言う主催者に疑問をもち、参加をやめました。福一の状況や、都内の汚染を目の前にして、私達に来週があると思うその緩い意識が許せませんでした。非暴力を貫くことは、弱さではなく強さの証しですが、汚染を認め自己防御することも強さの裏返しではないかと

話がまとまらずすみません。
少し(かなり)混乱しています。

今回の帰省で、原発は、放射能は、全てを奪う。それだけは改めて実感しました

長文失礼しました。

カルテさんもお体ご自愛下さいませ。

2 件のコメント:

  1. こんばんは。多くの日本人はマスコミが言わないとあることもないと思って生活しています。「放射線の影響はない」「福島原発爆発の影響はまったくない」・・・。逆に本当はないものでもマスコミがあると言うとあると言っています「日本の食物は全部安全だ」「爆発事故の処理は進んでいる」太平洋戦争のときと全く同じです。今放射線の問題を認識している人は、皆がまだ寝ているときに起きてしまった人です。だれも理解してくれません。
    しかし起きている人は海外にはたくさん居ます。諦めないで歩いていきましょう。放射性物質をまったく取らないのは現状では不可能ですが、気を付けていれば無関心な人よりは摂取を抑えることはできます。多くの人が倒れるのは現状では避けられません。しかし、一人でも二人でも生き残る努力が今は大切です。

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  2. @saikadouhantai2012年8月30日 17:36

    温度差については良くわかります。
    自分は、都内の病院に勤めていた医療関係者ですが、データーが云々と言うよりも(どのみち政府発表は隠されたものしか出てこないと思います)、原子力事故に対する政策や、安全を示すデータやメディアからのアナウンス。話しの流れを見ていても、おかしな所だらけで、かつての特攻隊を送り出した大本営のやり方と一緒と思って成り行きを見守ってました。
    が、さすがに食材探しにしても、出かけるにしても年中そんな事を気にしている事に疲れたので、移住を決めて、昨日で最後の出勤、移住に向けて動き出してます。
    実は、嫁の実家が同じく四国の方なのですが、矢張り福島の原子力発電所からも随分と離れていたテレビや新聞でも安全側の報道しかしませんから、こちらの食事状況などを話すと少し神経質なのでは?と言った返答。
    食事を出してもらう時も、嫌味ということではないのでしょうが、これはどこ産、これはどこ産のもの・・・等と、カツオが出てきたり・・・ま、揶揄されているような感じも受けましたが、所詮、人は人。
    嫁にはまだ言ってませんが、いずれぶつかりあう事も考えられるので、四国はやめて対岸の岡山辺りに新天地を求めようと考えています。
    結局、考え直してもらおうと、小野先生のDVDなども嫁に託してみましたが、忙しくて観る暇が無い、そんな話は聞きたくない・・・。
    嫁の妹の子供、いわゆる彼らにとっての孫も東京西部にいますが、そこでがれきが燃やされていても、然程気にもならないらしく、数年後にどうなるのか・・・。
    311の後、津波てんでんこ、なんて本が出てたりしてましたが、現在は放射能てんでんこ。
    人は生まれる時も死ぬ時も所詮は一人。
    危ないと思うなら、自分以外の者の動向など構わず、とっとと自分の判断で安全な場所に避難してしまった方がいいと思います。
    今はそんな扱いでも、いずれ危機感が現実のものとなって、友人が頼ってきたらあたたかく迎えてやればいいのではないでしょうか。

    事故から随分経ち、逃げ遅れた感じもあるのですが、我が家はとっとと埼玉から引っ越します。

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